さて、今回のブログは「糖尿病と眼科の関わり」についてです
詳しい話は以前にフジタガンカニュースに記載させて頂いているんですが…
https://www.fujita-ganka.com/news.htmlVol.82-90が糖尿病と眼科についての説明となっています
良かったら参考にして頂いて…
なんで突然こんな話になったのか?と言いますと
今年の6月から日本国内の保険医療制度の診療報酬の改定があり(要するに保険で医療機関を受診した時の値段の改定ですね)
大幅な変化ではないんですけど、やや変更が色々と
その中に生活習慣病管理料というのが改定されまして
要するに※糖尿病 ※高血圧症 ※脂質代謝異常症(つまり高脂血症)
の三つの病気の内科系ドクターの管理の仕方が変わった…という事で
何だかいつも通りの通院なのに書類にサインをしたりとか?
細かい話は色々あるんですけど…
そういう話の中に
「糖尿病患者には眼科受診を指導する事」という文言があるんですね
これ、ちょっと難しいんですが…
「糖尿病がある人は目が悪くなる事があるので定期的に眼科を受診してください」
という事なんです。
何故か?というと
◯糖尿病があると目が悪くなる事がある
◯糖尿病で目が悪くなる場合(悪い状態を糖尿病網膜症と呼びます)に、初期は視力低下の自覚症状が無く発症する事がある
という事なんですね…
つまり自分では目が見えるのに!と思っていても糖尿病がある人は眼科に行ってください!という
そしてもう一つのポイントが
◯目が悪くなるのは5〜10年後
糖尿病の凄く悪い数値が見つかり頑張って治療をして今の血糖値は大丈夫!だから眼科には行かなくて平気でしょう?
いやいや、だいぶ前でも糖尿病の数値が一定期間悪かったとしたら、目は遅れて悪くなるんですよ〜
という次第なんです
なので糖尿病の患者さんは内科から勧められなくても眼科を受診して欲しいのです
でも何故こんな医大生でも知ってそうな話を今更なのでしょう?
内科の先生としても眼科受診を説明するのは面倒なのかも知れませんね。
患者さんからすれば、内科で急に眼科の話。しかも患者さんは視力も下がっていないし、目では困ってない。何故わざわざ眼科に?と言われると強くは言い難いのかなあ、と思いますけど。
てな訳で、糖尿病患者さんは眼科定期受診は必須!
ご理解下さい
宜しくお願い致します