最近は眼科業界もIT化が進んでいて、日本眼科学会の会員だとお知らせのメールが必要に応じて送られてきます。昨日も日食網膜症関連の情報が提供されました。昨日のブログでコメントした通りなのですが、日食観察用のサングラスについて、粗悪なものを見分ける方法が記載されていたのでリンクを貼っておきます。ただ、かなり曖昧な基準ですのでこれで判定をするというのも難しいのでは?という感じです。
日眼のコメントでは「日食観察グラスはJISやNASAなどの太陽観察用の基準に準拠していない粗悪品(最安値128円など)がネットなどで多く流通しています。日食観察グラスは公的な安全基準がないために、使用方法によっては日食網膜症の発生が危惧されます。」との事です。「JISとNASAの基準に準拠する」
というのはわかりやすいポイントですね。詳しくはこちらのサイト→http://www.caa.go.jp/safety/pdf/120516kouhyou_1.pdfを見て頂きたいのですが
「室内の蛍光灯を見て、一見して明るく、形がはっきりと見える製品」
「可視光線や赤外線の透過率が高い製品安全性の検討材料となる数値として、可視光線で0.003%以下、赤
外線で3%以下という目安があります。(あくまで目安)」
「LEDライトなどの強い光にかざした時に、ひび割れや穴が確認できるもの」
という事なのですが、この辺は判断しにくいかと存じます。
そこで、藤田眼科としては…
「JISとNASAの基準に準拠する」
サングラスを使用するのであれば日食観察可。ただし、僅かな時間でもサングラスを通さずに太陽を直視することは避けて下さい、という方針で行きたいと思います。
皆様、ご理解のほど宜しくお願いします。
参考サイト
http://www.solar2012.jp/
http://www.solar2012.jp/hazard/eclipse_retinopathy.pdf(←日食網膜症のOCT画像が掲載されています)
本日の一曲
今日はマイクスターン!
http://www.youtube.com/watch?v=EUl7-1quZuA&feature=related
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