2024年11月16日

今月のフジタガンカニュースは明後日から配布開始です(先月のブログ記事は誤って削除してしまいました(-_-;)スミマセン…)

〇今月のフジタガンカニュースは明後日から配布開始です
少し遅れてホームページにも掲載の予定です
https://www.fujita-ganka.com/news.html

〇フジタガンカニュースの内容については、この約1年間は続けてドライアイの内容ですね
まだ終わりは見えておらず…引用の文章がそろそろ終了かな?と
その後に藤田の独自見解を含めて治療へ向けての方針なども説明したいと思っています
実は現在の日本の眼科業界ではとても気軽に「ドライアイ」という病名をつけてしまうドクターが多い様で…
個人的にはドライアイがメインの病態ではない(訴えの原因がドライアイではない)のに
「とりあえずドライアイって事にしましょうね」
みたいなニュアンスで診断されているケースって凄く多いと思っています
なので、ドライアイ診断で眼科に通院しているんだけどあまり芳しい状態ではないケース…
そういう場合は一度当院でご相談頂けたらお役に立てる事もあるんじゃないかなあ…
と思っています

〇今年度の冬季休診は下記日程となります。
2024-25冬季休診.jpg


臨時休診の情報については当院の院内報「フジタガンカニュース」の方にも掲載しますし、ホームページにも掲載します。併せてご利用頂けたらと思います。

〇また当院では日帰りの眼瞼下垂手術を実施しております。特に「小田島法」という皮膚に切開を加えない方法を採用しておりまして、比較的外見の変化が少なく治療出来る方法です。手術の希望がある方は一度ご相談頂けたらと思います。手術の概要についてはホームページに記載がありまして…

https://www.fujita-ganka.com/annai.html

このページの中段に解説があります。ご興味のある方はホームページを覗いて見て下さい。
※代表症例写真追加しています
手術に興味を持たれた方は直接藤田眼科を受診して下さい。
「まずは直接診察をさせて頂いた上で相談に乗りますよー」という事になります。


☆本日の1曲
ペントハウスの花束のような人生を君に
https://www.youtube.com/watch?v=6-xhoyjqzIo
やはりバラードはグッと来ますねー

ではごゆっくりとお楽しみ下さいませm(__)m
posted by 院長 at 20:41| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年09月23日

今月のフジタガンカニュースは明日から配布開始です

〇今月のフジタガンカニュースは明日から配布開始です。ドライアイについての解説の続きですね。少し遅れて当院のホームページにも掲載の予定です。
https://www.fujita-ganka.com/news.html

11/1(金)午後は校医を担当している学校の健診業務がある為藤田眼科は休診となります、大変申し訳ありません。


〇いささか気が早いのですが…今年度の冬季休診は下記日程となります。
2024-25冬季休診.jpg


臨時休診の情報については当院の院内報「フジタガンカニュース」の方にも掲載しますし、ホームページにも掲載します。併せてご利用頂けたらと思います。

〇また当院では日帰りの眼瞼下垂手術を実施しております。特に「小田島法」という皮膚に切開を加えない方法を採用しておりまして、比較的外見の変化が少なく治療出来る方法です。手術の希望がある方は一度ご相談頂けたらと思います。手術の概要についてはホームページに記載がありまして…

https://www.fujita-ganka.com/annai.html

このページの中段に解説があります。ご興味のある方はホームページを覗いて見て下さい。
手術に興味を持たれた方は直接藤田眼科を受診して下さい。
「まずは直接診察をさせて頂いた上で相談に乗りますよー」という事になります。



☆本日の1曲
https://www.youtube.com/watch?v=0aUuQUMGkC4&t=87s

今回は番外編です!
自分が東京医大の学生時代に後輩だったドクターがユーチューバーになったらしく…
専門は精神科医なんですが…
一時期ロックバンドでキーボードを弾いてCDを出したりしていて(プログレッシブロック専門)
今度はインド料理に関連した動画を投稿するユーチューバーになったらしいんです
内容を見るとどうやらインド料理に関してだけでなく
精神科医的な内容
プログレ音楽の内容なんかも交えるのか?
そんな感じらしくてですね…
もしもご興味がおありなら是非…

しばらく会ってないけど元気そうだなあ…
確かに医者だからモテる?って
まあ、無いような気がしますけどね…自分も(笑)
posted by 院長 at 12:53| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年08月24日

本日は色々とお知らせが…(主に眼瞼下垂手術の症例写真に関するお知らせ)

本日は色々とお知らせがありまして…

@当院は夏季休暇を頂いておりましたが、8/26(月)から通常通りの診療を再開します。ご迷惑をお掛けして大変申し訳ありませんでした。
A続いての休診のお知らせで恐縮なんですが…11/1(金)午後は校医を担当している学校の健診業務がある為藤田眼科は休診となります、大変申し訳ありません。
Bいささか気が早いのですが…今年度の冬季休診は下記日程となります。
2024-25冬季休診.jpg

ここまで三点、全て休診関係のお知らせです。臨時休診の情報については当院の院内報「フジタガンカニュース」の方にも掲載しますし、ホームページにも掲載します。併せてご利用頂けたらと思います。

本日は更にお知らせが…

C今月のフジタガンカニュースは8/26(月)から配布開始です。ドライアイについての解説の続きですね。

Dご存知の方も多いかと思いますが、当院では日帰りの眼瞼下垂手術を実施しております。特に「小田島法」という皮膚に切開を加えない方法を採用しておりまして、比較的外見の変化が少なく治療出来る方法です。手術の希望がある方は一度ご相談頂けたらと思います。

手術の概要についてはホームページに記載がありまして…

https://www.fujita-ganka.com/annai.html

このページの中段に解説があります。

実はこのページの記事については色々と変遷がありまして。

以前はこのページに当院で手術を受けて、ご本人から写真の掲載許可を頂いた方を数例写真掲載させて頂いておりました。
しかし、2018年の5月に医療法の「医療広告についてのガイドライン」が変更されました。
その際に「ホームページに手術前後を比較した写真を掲載する事で患者さんに誤解を与えるような場合はNG」という事になりました。

主に美容系クリニック、営利目的の強いクリニックへの規制が目的だったとは聞いていましたが、藤田眼科のホームページを管理して頂いているサイト運営会社の社長からも「一旦写真は控えた方が良いのでは?」とのアドバイスを受けて写真の掲載を取りやめていました。
ちなみにその年の暮れから年明けにかけて新型コロナウイルス感染症による行動制限が始まり…
「手術を宣伝して多くの患者さんの治療を」とはならず…
もうお忘れかもしれませんが、新型コロナの感染様式は通常のウイルスとは異なり、感染予防の措置を講じていてもどんどん感染が広がるという…医療関係者にとってはとても恐ろしい状況で、正直な所医療者の我々も「どうして良いのかわからない」という状況でした
なので…医療機関としてもどうしても必要な手術は行うが、待てる手術は焦らずに…という状況だったんですよね

で、実はそうした間にガイドラインの見直しなどもあり、写真掲載の限定を解除する項目も明らかになって来ました。
結局、営利目的で患者さんをそそのかして手術を行ってしまうような内容でなければ写真を掲載してもOKという事になったんですね。

※当院では症例写真の再掲載にあたり八王子保健所で相談。担当者からは「見せてもらった原稿に関して違法な点はありません」とのコメントを頂いております

眼瞼下垂の手術なんかは、瞼が下がって見えにくい事に対して瞼を持ち上げる手術をする訳ですが…目元って顔の印象に対して物凄く影響が大きいんですね、実は。という事は眼瞼下垂があって美容系のクリニックで手術を受けて…キレイに瞼は上がったが二重瞼がパッチリと!いかにも美容整形をしました!という感じの術後になってしまうような場合もありまして。手術したドクターとしては目がパッチリしてバッチリでしょ!って事なのかもしれませんが患者さんがそういうご希望じゃなかった場合には…つまり自然な感じの手術、目立たずに瞼が持ち上がる手術が良かった場合には「思っていた結果とは違う!」という事になる訳なのです。そこで当院での手術前後の症例写真を見て頂くと…「何だかあまり大きな変化はないみたい…」と思われると思うんですよね…でも藤田としてはそういう「自然な感じの目立たない眼瞼下垂手術が理想」と考えているので…その感想ならば「してやったり!」という訳なんです…

ご興味のある方はホームページを覗いて見て下さい。
手術に興味を持たれた方は直接藤田眼科を受診して下さい。
「まずは直接診察をさせて頂いた上で相談に乗りますよー」という事になります。

本日の1曲
ギター系ユ―チューバ―としてはパイオニアの1人ですよね
ソエジマトシキさんの動画です
https://www.youtube.com/watch?v=7x3svtckdhY
うーん雰囲気がカッコいいんですよねー映像も演奏もgood!!





posted by 院長 at 18:57| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年08月18日

藤田眼科は明日から夏季休診とさせて頂きます

藤田眼科は明日から夏季休診とさせて頂きます

2024夏休みIPEG.jpg

ご迷惑をお掛け致しますがご理解の程お願い申し上げます

本日の1曲

パリオリンピックの開会式でBGMとして使われていましたねー
エディットピアフの「群衆」です
https://www.youtube.com/watch?v=fvuBjb9vwms

実は私、学生時代に「早稲田大学シャンソン研究会」というサークルの代表を務めていた事がありまして…
この曲も演奏したことがあります

パリオリンピックは日本人選手の活躍も多く楽しかったですけど

岸田首相は自民党総裁選不出馬
アメリカの大統領選はバイデン大統領が出馬取りやめ
どちらも現職が身を引いた形なんですね

コロナ5類移行から1年が過ぎて…
世界中で色んな事が変わって行く時期なんでしょうか?
戦争も早く終結すれば良いのですが
posted by 院長 at 08:04| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年07月20日

ダディ竹千代さんについて

実は5月にダディ竹千代さんがお亡くなりになっていたんですね
https://www.oricon.co.jp/news/2326823/full/

ダディさんって…
元はカルメン・マキ&OZのスタッフさんで…
その後は80年代の音楽シーンで活躍した人物の筈です※私、そんなに事情に詳しくありません
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%87%E3%82%A3%E7%AB%B9%E5%8D%83%E4%BB%A3

私の微かな記憶での話ですが…
東京おとぼけキャッツのライブなのかな?そのステージで

「山芋でベースを弾いてるからリズムが粘っこくて最高?」

みたいな有名な芸があって
一種のコミックバンド的なネタなんでしょうけれど
https://youtu.be/t6zQ-m4u5bw?si=v_tW1KfVDTcVMvMU
多分このしゃもじ?だかでベースを弾く流れでのネタだったはずなんですが…(笑)
※良い子はマネしちゃ駄目ですよマジで…

しかし、演奏そのものがホントにカッコ良くて
ドラムが若き日のそうる透さんなのかな?
日本の80年代ソウルの代表的なグループですよね…
ちなみにベースのネタ?ソロ?の前半部分のイケイケの演奏はコッチ
https://youtu.be/IZnokSXKwNc?si=BUu74asd6et52uuh

ご冥福をお祈り致しますm(__)m

そして…
明日からは今月のフジタガンカニュースの配布を開始します
ドライアイ関連の続きですね
ホームページにも遅れて掲載予定です
https://www.fujita-ganka.com/news.html

さらに夏季休診
2024夏休みIPEG.jpg

ご迷惑をお掛け致しますがご理解の程お願い申し上げます
posted by 院長 at 16:39| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年06月16日

エフ・ビジョンからのお知らせです

藤田眼科併設のコンタクトレンズ販売ショップ「エフ・ビジョン」からのお知らせです

 今まで当店で販売していた「ワンデーアキュビュートゥルーアイ」についてですが、以前からメーカーが今後販売を縮小する方針と連絡を受けていました。今回それに併せて7/1から卸し価格が値上げとなり、また制作範囲度数にも制限が加わるという事になりました。実は当店ではトゥルーアイを利用されているお客様が少ない事もあり、この機会にエフ・ビジョンではトゥルーアイの取り扱いを中止する事としました。該当のお客様には個別に対応させて頂きます、ご理解の程お願い致します。
 また、トゥルーアイと同メーカー(ジョンソン&ジョンソン)の類似商品としては「ワンデーアキュビューオアシス」となり、またアルコン社の「デイリーズトータルワン」も類似の商品となります。参考にして頂けたらと存じます。

また今年の藤田眼科とエフ・ビジョンの夏季休診は下記日程となっております
2024夏休みIPEG.jpg


では本日の1曲!
今回もデビットサンボーンナンバーを!
しかもしつこくStraight To The Heartの別テイク!

https://www.youtube.com/watch?v=ZIwEm03vrUE


うーんカッコいい!
posted by 院長 at 17:14| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年06月11日

糖尿病と眼科の関わりについて

さて、今回のブログは「糖尿病と眼科の関わり」についてです

詳しい話は以前にフジタガンカニュースに記載させて頂いているんですが…
https://www.fujita-ganka.com/news.html
Vol.82-90が糖尿病と眼科についての説明となっています
良かったら参考にして頂いて…
なんで突然こんな話になったのか?と言いますと
今年の6月から日本国内の保険医療制度の診療報酬の改定があり(要するに保険で医療機関を受診した時の値段の改定ですね)
大幅な変化ではないんですけど、やや変更が色々と
その中に生活習慣病管理料というのが改定されまして
要するに※糖尿病 ※高血圧症 ※脂質代謝異常症(つまり高脂血症)
の三つの病気の内科系ドクターの管理の仕方が変わった…という事で
何だかいつも通りの通院なのに書類にサインをしたりとか?
細かい話は色々あるんですけど…
そういう話の中に
「糖尿病患者には眼科受診を指導する事」という文言があるんですね
これ、ちょっと難しいんですが…
「糖尿病がある人は目が悪くなる事があるので定期的に眼科を受診してください」
という事なんです。
何故か?というと
◯糖尿病があると目が悪くなる事がある
◯糖尿病で目が悪くなる場合(悪い状態を糖尿病網膜症と呼びます)に、初期は視力低下の自覚症状が無く発症する事がある
という事なんですね…
つまり自分では目が見えるのに!と思っていても糖尿病がある人は眼科に行ってください!という
そしてもう一つのポイントが
◯目が悪くなるのは5〜10年後

糖尿病の凄く悪い数値が見つかり頑張って治療をして今の血糖値は大丈夫!だから眼科には行かなくて平気でしょう?

いやいや、だいぶ前でも糖尿病の数値が一定期間悪かったとしたら、目は遅れて悪くなるんですよ〜

という次第なんです

なので糖尿病の患者さんは内科から勧められなくても眼科を受診して欲しいのです

でも何故こんな医大生でも知ってそうな話を今更なのでしょう?
内科の先生としても眼科受診を説明するのは面倒なのかも知れませんね。

患者さんからすれば、内科で急に眼科の話。しかも患者さんは視力も下がっていないし、目では困ってない。何故わざわざ眼科に?と言われると強くは言い難いのかなあ、と思いますけど。

てな訳で、糖尿病患者さんは眼科定期受診は必須!

ご理解下さい
宜しくお願い致します
posted by 院長 at 14:32| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年05月19日

DAVID SANBORN さんが亡くなりました

アルトサックス奏者のDAVID SANBORN さんが亡くなりました
https://news.yahoo.co.jp/articles/b9b7e377c4d435821cc1de3a104c9599e34b3f01

享年78歳
5/12に前立腺がんの合併症にて亡くなったと発表されました

ご存知の方も多いと思いますが、1970年代以降のジャズフュージョン界を支えた大人物です
自分も学生時代から大好きなミュージシャンでして
サンボーンの楽曲は比較的多くカバーして演奏させて頂きました
どれも大好きな楽曲ですが…

ちょっとしばらくは追悼という事で「本日の1曲シリーズ」をサンボーン絡みの楽曲としてみたいと思います

まずは大好きなコレ
この曲も色んなライブバージョンがありますけど…
東京ジャズのこれ
ジョージデュ―ク マーカスミラー サンボーンのスペシャルバンド
多分ギターのパートをジョージデュ―クがショルダーキーボードで弾いてる感じのアレンジ…
2011年の演奏なので比較的晩年?というか
でもこの曲ってマーカスの作曲なんですよね…
僕は大好きな楽曲なので
https://www.youtube.com/watch?v=YaYUkU4N3iI

そして…
明日からは今月のフジタガンカニュースの配布を開始します
ドライアイ関連の続きですね
ホームページにも遅れて掲載予定です
https://www.fujita-ganka.com/news.html

そして夏季休診
2024夏休みIPEG.jpg

ご迷惑をお掛け致しますがご理解の程お願い申し上げます
posted by 院長 at 17:30| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年05月09日

メガネのトリセツというTV番組について

先日NHKで「メガネのトリセツ」というTV番組が放映されました。
「メガネ」のトリセツ - あしたが変わるトリセツショー - NHK
メガネ度数調整の要点の話、メガネレンズのケアの仕方の話など…「目から鱗でしょ?」といった内容のプログラムだった様です(自分はちゃんとは観ていなくて、再放送で番組の3分の1程度を視聴しただけなのです…基本知り合いからの伝聞としてのコメントです…)。

番組内容の要点を説明すると…
@ 「良く見えるメガネ」が正しいメガネとは限らない
A 「楽に見えるメガネ」が正しいメガネ
B 「楽に見えるメガネ」を作成するには「調節機能解析装置」による検査を受ける必要がある

という感じ。なるほど…まあ正しいと言えば正しいとは思うんですけど…Bについてはちょっと疑問ですね。この装置って番組を監修している梶田先生の発明した?器械なんですが…一般的な装置ではありません。この検査をやるのが悪い事?という事は全くないんですが…この装置がなくても眼科専門の医師であればある程度の判断は出来るかな?と思うんですよね。あと、この装置を扱っている先生に聞くと…番組を観た患者さんとしては「調節機能解析装置を使用すると、自分にピッタリと合った正しいメガネの度数が計算される」という風に思われるそうなんです。この解析装置ですが…患者さんが見ている距離に応じて目のピントを合わせる筋肉が緊張する?というか負担の大きい異常な動きをしているか?を判定する装置なので…メガネの度数はそれの結果を参考に眼科医が割り出すというだけなんですね。つまり負担が掛かっている距離に対して「楽に見えるメガネ」の度数を算出する…という感じです。おそらく番組中でも「絶対に必要」とは言っていないんですが、なんとなくテレビを見ていると「この検査が必須」という気分になってしまうみたいですね、実際にはそういう訳ではないのですが…。

ちなみにコレは完全に蛇足ですが…番組中で紹介していたニデック社の<ARK-1α+AA-2>という装置…現在は発売されておらず…勿論以前に購入されて所有している眼科はありますので、そちらを受診されれば良いのですが…そんなに重要な検査であれば機械が発売中止にはならないのでは?という気も。発売時にあまり人気がない商品だったのかなあ…と(藤田眼科にはありません、念の為)。ニデック社によると後継機種的な機器は発売されている様ですが微妙にTV番組の意図は組んでいない装置の様です(もしも後継機種が十分な機能であれば梶田先生も現行で発売されている機械を紹介するはずで…やはり後継機種では機能が不十分と予想されます。藤田個人は実際には扱っていませんので想像の域を出ない解説ではありますが…)さて、順番が前後しましたが… 

次に@とAについての説明を。@とAについては基本正解です。ここからは基本近視(軽い乱視も含む)の方に限った説明と考えて頂きたく、それ以外の方は例外となる場合もあるのですけれど…以前のフジタガンカニュースでも解説をした事があるのですが…日本人に多い近視傾向の場合は

「少しもボヤけずに<くっきり>とよく見える眼鏡」というのは
「(少し)強めの度数にした眼鏡」となる事が多いのです。

この文章を読んでもピンと来ませんよね?皆さん。

理由の説明は難しいんですが…眼球内のカメラフィルムにあたる網膜に焦点を結ぶ場合に、眼鏡のレンズを使って少しだけ網膜よりも後ろ側に焦点を持って来て…目のピントを合わせる筋肉(その筋肉の事を毛様体筋と呼びます)を収縮させて自分で調整する事で焦点を網膜上にピッタリと合わせると画像がくっきりするんですね。でもその焦点合わせをやってしまうと、毛様体筋が常に収縮=緊張した状態となってしまい目が疲れやすくなってしまうんですね。こういう毛様体筋の緊張が強い状態の事をメガネレンズの度数が強すぎるという意味で「過矯正」と表現します。

※過矯正が悪い!という事については藤田眼科ホームページの「フジタガンカニュース」のコーナーにて以前に解説をしています。Vol.45が丁度その説明なのですが、前後関係の理解も必要になるかと思います。ご興味のある方はvol.38からのお子さんの近視を解説した記述に目を通して頂けると良いかと思います。

つまり「楽なメガネ」というのはこの過矯正状態を防いだ見え方のメガネという事になる訳です。つまり眼鏡レンズを使用しても筋肉がリラックスした状態でモノが見える状態…という事になります。実際、凄く強く過矯正の眼鏡からリラックス状態の眼鏡に変更すると「緊張感が取れて目が楽になった感じがする」んですが、ちょっと感覚の話になるので…患者さんとしては抽象的な印象になってしまうんですね。しかも「楽な眼鏡は過矯正よりもよく見える」と思いガチですが…

@ 実際に良く見えるのは「過矯正の眼鏡」
A 毛様体筋がリラックスした「楽な眼鏡」は(遠くが)ぼやけて見える
※遠い距離がぼやけて見えて、近い距離はよく見えるという意味

あれ?変ですよね…過矯正は悪い状態で、楽な眼鏡は良い状態なのだから…楽な眼鏡の方が良く見えるのが当然…と皆さん思われますよね?実は違うんですよね。楽な眼鏡はあまりよく見えないんです…これがベースラインとなります。

「よく見えない」をもう少し説明すると…近視の方は元々「近くが見えて、遠くが見えない」状態です。これに対して遠くを見える様に眼鏡を使用する訳ですね。遠くが見える眼鏡を掛けて…近くを見るときには筋肉が緊張してモノが見えている…中間位の距離もそうなんですよね。ピントが合っているのはあくまでも遠い距離であり、中間や近くは「無理をして見えている」訳です。だって近い距離はメガネが無くても見える訳なので本来は遠くを見るときだけメガネをかけて近くを見るときはメガネを外すべきなんですよね…面倒なんですが。正しいという意味ではこれが正しい姿、正しいメガネの使用法という事になります。という訳で…遠くが凄くよく見える強めのレンズを入れていると中間距離を見るときは筋肉がかなり緊張して…近くを見るときはさらに強く筋肉が緊張する…楽な眼鏡は筋肉の緊張を防ぐ(軽減する?)眼鏡なので…遠くは見えないけれど中間距離は見える眼鏡=度数の弱い眼鏡にすれば近くを見るときにも筋肉の緊張が軽くて済む…という事なんですね。つまり近視の方の楽な眼鏡は「遠くをぼやかして見えなくする眼鏡=遠くがぼやけて見える眼鏡」という事なんですね(説明が難しいですがメガネ無しの裸眼よりは遠くが見える…遠くの視力は最低限の改善に抑えるという意味です)。
そしてこの「どのくらいぼやかすか?どのくらい見えなくするか?」もしくは「どのくらい近視の眼鏡度数を落とすか?」というのは機械で判定出来るような要素ではなくて…患者さん達にはそれぞれのライフスタイルがあり、また年齢によってピントを調節する機能の余力にも差があり、もちろん単なる個人差も色々です。つまり、職種だったり大切にしている趣味の内容だったり、生活面での必要な行動だったり…場合によってはTVが見えるかどうかの距離なんかは自宅の間取りが影響しますので…そうした一見メガネとは無関係な情報が大切になってきます。その他にも現在使用している眼鏡がどんなモノか?によって、その眼鏡に長く馴染んでいるか?最近作ったばかりか?また、その現在の眼鏡の調子が自覚的に良いのか?悪いのか?を踏まえた上で、そこからどの程度変化させるのが良いのか?を判定していく事になります。当然、機械の検査一発でこうした情報を全て網羅する事は出来ませんし、これは眼球を検査したり診察しただけでは絶対に判定出来ない事柄な訳です。患者さんの視角的な生活行動の聞き取り調査…これは正しい眼鏡を作成する上での必須作業なのです。我々は日常生活を送っている生身の人間です…機械仕掛けのアンドロイドやロボットの様にデータを測定すればピッタリのパーツを合わせられる…という訳ではないんですよね…実際は。

 総論的な現実の話として…調節機能解析装置を用いてメリットがあるのは老眼が完成していない40歳以下の方で目の疲れを感じる方。そうした方が疲れを生じやすい距離を他覚的に判定できるので、その距離にピントを合わせたメガネを作成する事で楽な見え方になる…という事なんですね、読書用とかスマホ用とか…パソコン距離専用などなど。あとは上に書いた「過矯正のメガネ」を処方されていて慢性の眼精疲労に悩まされている事を検査で判定できる…過矯正のメガネは短時間だと良く見えてしまうし、ピント調節の機能に余力がある10代20代の人はそれが「悪影響なメガネ」だとは気づけないんですよね、見えちゃうので。これは古典的な言い伝えですけど「近眼の度数は強すぎると良くない、弱めに合わせた方が良い」んですね。昨今の「患者サービス重視のメガネ屋さん」は「売上」を重視する為かこの言い伝えを無視して患者さんの要望に応えて「良く見え過ぎるメガネ」を作ってしまうケースが多い…様な印象があります。実はこういうカラクリがあるんですね…。

 ちなみにこれは僕が患者さんによく説明する話ですが、近眼でメガネを使っている人はスマホを見るときや本を読む時にはメガネを外すべきです、眼鏡を外して全く見えないド近眼の方は別として…眼鏡が無くても見えるのであれば外すべきです、本来は。近眼の度数にもよるので絶対にそう!という訳ではないんですけど、遠くを見るメガネを使っているのであれば本来そのメガネは近くにはピントが合っていないという事を理解するべき…とは思います。若年者の眼精疲労についてはこれを実践するだけで症状が楽になるケースも多いかと思います。

 しかしこうしたメガネの調整は一般の眼科医が皆さん考慮している作業であり特殊な装置がないと出来ない作業という訳でもないと思うんですよね、個人的には。

 今回説明している特殊な装置をお持ちの知り合いの眼科の先生に聞いてみると、実際にこのテレビ番組を見て相談に来られるかたは50歳代中盤から60歳代以上の老眼が完成している方が多く…装置を使って判明するのは単に「老眼が完成している」という事実。つまり見え方が悪い→「メガネでの矯正が不十分」と感じていても眼精疲労はあまり強く生じていないケースが多くて…「老眼が生じて見えにくい事は止むを得ないのだが…装置を使ってのメガネ処方を受けると物凄くよく見える眼鏡を処方してもらえる(楽なメガネ=よく見える眼鏡と誤解している)と思い込んでいるパターンがほとんどだそうで…結果、期待に応えるようなメガネにはたどり着けずに肩を落として帰宅する患者さんが多い…」んだそうです。
 ちなみにもう一つ追加すると、楽なメガネ=目的距離にピントを合わせたメガネという意味になるので老眼症状が出ている年代の方なんかについては複数のメガネを使い分けるという対策になる事が多いです。上に書いたTVを見ての相談の患者さん…地元の眼科で複数のメガネを使用しての対策は出来ている方も多いみたいで…日常生活に大きな不満はなく過ごせているのですが

「この検査を受けると1つのメガネで魔法のように見えるメガネがつくれる」

みたいな幻想を抱く(ちょっと誇張も入っていると思います)ケースもあるみたいです。残念ながらそういう話ではないんですよね。

あくまでも藤田個人が収集した情報に基づく説明ですので、異論のある眼科医の先生方もあるかと思います。一つの意見として参考にして頂けたら?と思う次第です。

本日の1曲
皆さんBOOWY好きなんですねー
世代?ですかね
楽しそうです!
https://www.youtube.com/watch?v=hw9O3sGGQZ4
posted by 院長 at 18:56| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年04月20日

今月のフジタガンカニュースは明後日から配布開始です!

明後日から配布開始です!ドライアイ解説の続きですね!

また、今年度の夏季休診は以下の日程となります
ご迷惑をお掛け致しますがご理解の程お願い申し上げます
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そして今年の桜に思いをはせて…

大義寺さんの桜ですねー
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そして本日の一曲
有賀教平さんという最近売れっ子のスーパーギタリストが参加しているバンドの映像
しかもショート(笑)

これは中々…
https://www.youtube.com/shorts/e8K7ZS-gSjA
posted by 院長 at 18:46| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする